今朝は寄付きから株が買われ、日経平均は3/9以来の21,000円を回復した。

予想どおりの動きであり、私自身も勉強の意味で少し買って入り、動向を見ている。

やはり実際に買ってみないと見えてこないことがある。とても面白い。

私の場合は、株を買うと言っても単位100株以上の保有はまだわずか。欲しい銘柄でも、単価が高ければとても手が出せない。

だからミニ株と言うか、値動きを体感する意味で1株とか10株だけ保有して、一人楽しんだりしている。

エネルギー関連、航空、仮想通貨等々、これらは単価が安くても今はとても100株買う気にならないが、3月くらいから1株だけ買って、ずっと眺めている。

これらも、今後の状況しだいでは買い増しするかもわからない。

だがそれよりも、アフターコロナの世界経済の動向を見極めていく上において、これらをも注視していくという意味あいが大きい。

今朝の私は、一部飲食、M&A、エネルギー関連などをちょっとだけ買い増してみた。

今のところ予想どおり全て上がっている。これらは長期で保有することはない。ある程度までいったらスパッと売る。

そうした経験をここでしておきたいと思っているのだ。

儲けることよりも、今回は短期トレードを実際に経験しておくことを目的としている。

多少失敗しても構わない。流れによっては損切りや塩漬けの体験もできるかもしれない。それはそれでいいと思っている(笑)

だから、ここで多少儲けたとしても、味をしめて同じような仕掛けを増やすことはない。

それにしても、今は緊急事態宣言が解除され、完全なお祭り騒ぎになっている。

コロナの不安が払拭されていなくても、企業業績の悪化が伝えられ、失業者が増えていても、株価は上がり続けている。

久々のお祭りに便乗して、大量の資金を投入している人も多いのではないか。

私自身も強烈な上昇トレンドを肌で感じているが、それでも急に何が起きるかわからないと思っている。常に暴落の可能性に配慮しながらの地味なトレードしか考えていない。

お祭りの真っ最中はみんな元気だが、中には無防備な状態で踊らされてしまっている人もいるのではないか。

もし、この後株価が急落したら、ショックで立ち直れなくなってしまう人がたくさん出てきたりしないだろうか。

30年前のバブル期には、多くの人が無防備なまま派手に踊らされた。

そして、その後の喪失感があまりにも大きすぎた。

今のお祭りは、ここ30年の抑圧を取り戻そうと全力投入してしまっている人もいそうで、それが怖い。

少子高齢化の進行している日本は、ここで短期的に燃え尽きてしまうと、今度は30年どころか二度と経済的な繁栄は望めないような気もしている。

30年前に起きたバブル崩壊の教訓を胸に、お祭りはほどほどにして、地に足をつけた投資戦略をする人が多いことを願う。

私個人のショボトレの成果などはどうでもいい。

オリンピックを開催できてもできなくても、長期的に考えて、この国の経済の行く末はけして明るいものではない。

お祭りのたびに疲弊してしまうのではなく、せめて地に足をつけた生き方を共有できたらいいな。