昨夜は雷が鳴っていた。もうすっかり明るくなったが、まだ少し雨が降っていて風も強い。
夢の中で、「どこかその辺りの綺麗な木の上に、空から何かの神様が落っこちてきたんだ。」などと思っていた気がする。
私たちが生活しているこの世界は、本当によくできているが、
突然に変わったものが落っこちてくるというのも面白いものだ。
などとも思っていた気がする。
稲光を感じて、少し遅れて雷鳴が響いていたが、その時に何がやってきたのかまではよくわからない。
わからないけど、これでまた何かが変わるのだろうと、そんな風にも思っていた。
劇的なものではないけど、こうしたことが少しずつ、気づくか気づかないかもわからないくらいだけど、確実に私たちの世界を変えていくのだと、そう思っていた。
そんな感覚に浸っていたところで朝になり、目が覚めた。
目が覚めてから、もっと詳しく思い出そうとするのだが、思い出そうとしているそばから忘れていってるみたいで諦めた。
今は、アイヌ民族に伝わるアイヌラックルの伝説が頭に浮かんでいる。
どんな夢だったか、細かいことは毎度忘れてしまう方だが、今朝も余韻は残っている。