私もYouTubeをよく視聴している。そこから情報収集することも多いのだが、最近、その世界にも新しい変化の波が押し寄せているように感じている。

新型コロナウイルスの感染拡大が進み、世界的に経済活動が収縮している中、企業の側に広告を出す余裕が失われつつある。

この流れだと、YouTuberの広告収入も大幅に減少していくのではないか。

こうしたことも想定して準備しているのならさほど問題にもならないが、

高額な広告収入を100%あてにし、そこに依存した発想で将来設計をしているとしたら、けっこうな打撃になるものと思われる。

もちろん、最低限の想像力とビジョンをもって活動を展開している人であれば、そのようなことにはならないと思う。

だが、ここ数年はYouTubeの世界にもバブルが起きていたと思うので、これからは、視聴者の目にもはっきりわかる変化が出てくるのではないか。

ブログだ、いやYouTubeだ、次は5Gだ!と叫び続け、軽快に飛び移るビジネスマインドも否定はしないが、そこに柱となるものを持たない者はどこかで進路を見失うことになると思う。

おそらくは、YouTubeの世界でもこれからは求められる知的レベルがさらに上がっていくのではないか。

そうなると、良質な動画を目にする視聴者が新たな刺激を受けることになる。

大規模自然災害やパンデミックも含め、世界中で起きていることについても冷静に受けとめられるようになり、

多動で同調圧力の強い社会は徐々に解体され、自由に深い思考を張り巡らす個人が増えていく。

好ましい変化の流れが、より力強くなり、加速していくような気がしている。

私自身は収益に関係なく、当面ブログを書き続ける。

今は他人のために書いているわけではない。ひたすらに自分の頭の中を整理している段階である。

持っている資産を再配置した上で、今の自分の立ち位置と将来の方向性を見極め、思いつく限りのあらゆる可能性に配慮しながら、目の前の小さな一歩を刻み続ける。ただそれだけだ。

そのうち、何かしらの面白いものが見えてくるだろう。

実際、その生きざまを眺めているだけでも面白いYouTuberも出始めている。

淘汰と書いたが、これからは淘汰された側にもチャンスの多い世の中になりつつあるという直感がある。

これは久しぶりの感覚で、なんとなく明るい気持ちになる。