感染症に配慮し、前回に続き少人数で短時間の勉強会。

〇気温が上がり、春の植物が目につくようになった。

  • フキノトウはマカヨ。ゆきのしたはユㇰトパキナ(ユㇰ=鹿 トパ=群れ キナ=草)。フクジュソウはクナウやクナウノンノとも言う。

〇流氷が離れた春の海

  • 春の魚、ニシンはへロキ。数の子のことをホマと言う。イクラはチポロと言うが、数の子はホマ。
  • 蟹のことをアㇺシペ(アㇺ=爪 ウシ=ある ぺ=もの)と言う。アㇺシぺはタラバガニのことを指しているらしい。毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニも何かしら呼び名があったのではないかと思うがよくわからない。

〇春分の日が過ぎて日が長くなった

  • 「日が長い」ことを、トタンネ(ト=日 タンネ=長い)と言う。
  • 「日当たり」のことを、スクㇱカㇻ(スクㇱ=日光 カㇻ=当たる)と言う。
  • 「カㇻ」は、独特で面白い言葉。キナカㇻは山菜採り、チセカㇻは家を作るの意味になる。「~を自分のものにする」ようなイメージで捉えると良いかもしれない。
  • 暖かいは、ポㇷ゚ケ。他の人はともかく、自分が暖かいと感じた場合は、クポㇷ゚ケ フミー(ク=私 ポㇷ゚ケ=暖かい フミ=感じている)と言う。誰にとっても確実に温かいであろうと思われるような良い天気の時には、シㇼポㇷ゚ケ シリ(シㇼポㇷ゚ケ=暖かい状態 シリ=状態)と言う。クポㇷ゚ケとシㇼポㇷ゚ケを使い分ける意識を持つとよい。