今春は所属している勉強会や草野球もなかなか始められない。
なので、近場のアイヌ民族にまつわる土地をできるだけ訪ね歩くつもりである。
一般にあまり知られていないが、空知にも気になる場所がたくさんある。
古地図を手に現地に立ち、何故その名がついたのか、自分の目で確かめてみたい。
- 市来知(イ=それ、熊 チキリ=足 ウシ=たくさんある イ=場所)
- 妹背牛(モセ=イラクサ ウシ=たくさんある)
- 歌志内(オタ=砂 ウシ=たくさんある ナイ=川)
- 大鳳(オオホウ=深い ナイ=川)
- 於札内(オ=川尻 サツ=乾く ナイ=川)
- 納内(オ=川尻 サラ=ヨシ原 ウン=たくさんある ナイ=川)
- 黄臼内(キナ=草 ウス=たくさんあるナイ=川)
- 光珠内(カ=わな ウシ=たくさんある ナイ=川)
- 札的内(サッテク=痩せる ナイ=川)
- 士寸(スス=柳 ウン=たくさんある ナイ=川)
- 添牛内(ソ=滝 ウシ=ある ナイ=川)
- 空知(ソ=滝 ラプチ=下る所)
- 長沼(タンネ=長い ト=沼)
行ってもほとんどわからない場合もあると思うが、とにかく、この13ヵ所には今年中に行ってみる。
目的はまず、先住者がその地において大切にしてきたことを、現代を生きる者として責任を持って受けとめること。
そして、それを次世代に引き継いでいきたい。
だから、この実地調査はそのほんの導入に過ぎない。
いずれは、当時の地形、道、コタンの位置と規模、地域独自の文化等について可能な限り調べてみたい。
空知のアイヌ民族はどのような思いで日常を重ね、私たちに何を伝え残そうとしていたか。
まずは自分の足で調べていくしかない。どこまでできるかわからないが、とにかく始めてみる。
市来知(イ=それ、熊 チキリ=足 ウシ=たくさんある イ=場所)は、問題があります。
iは、直前部に動詞を要求します。このため、この解には疑問があります。
長沼(タンネ=長い ト=沼)は、明治初期には存在しましたが、明治末頃には、消滅しています。
他にも、記載しておられる解釈には、問題があります。
ご指摘ありがとうございます。ご指摘を受けるまでもなく、どれもこれも問題だらけです。ここに書いたとおりに私が解釈しているわけではありません。ただ、そうした説があるので自分の足で調べてみると言うことです。また、現在はなくなってしまったりしているところも多いですが、とにかく現地に行ってみる。そういうことです。
「どれもこれも問題だらけ」とのこと。その通りです。
孫別が「マゴヘット」だの、ダルミが「短い」だの、デタラメばかりの空知です。
頑張って調べてください。