これは私が個人的に感じていることだが、一日をどう過ごせるかは「朝の光」にかかっている。
私は朝の光をとても大切にしている。
激しいストレスに晒され気分が深く落ち込んでいる時でも、一晩眠れなくても、必ず訪れる朝の光の心地よさを心と体が覚えている。
朝の光を浴びるだけで活力が湧いてくるのだ。
暗く辛い気持ちでいる時も、心の底で「朝が来たらまた元気になるさ。」と思っている。これだけで生きていける感じがしている。
ストレスフルな環境でしぶとく生きていくための、私なりのテクニックというか思い込みなのかもしれないが、こうしたものを引き出せるのも、子どもの頃にそうした感覚が形成されていたからだと思う。
私がよく思い出すのは、機動戦士ガンダムのエンディングテーマ「永遠にアムロ」。
「おぼえているかい 少年の日のことを あたたかいぬくもりの中で めざめた朝を♪」
このフレーズが胸によみがえる。
私は外の光を完全にシャットアウトしてしまうような大きく分厚いカーテンを好まない。日の出とともに太陽の光を透けて感じられるものがいい。
まだ薄暗いのだが微かな陽の光に気づく。そして、もっと光を浴びようとカーテンを開く。その瞬間がたまらなく好きだ。

カーテンを開くためには、寝る前にカーテンを閉じなければならない。
私は新しい朝を迎えるためにカーテンを閉じている。
カーテンを閉じる行為にも、朝につながるポジティブシンキングがこもっている。
本当は、ストレスから完全に解放された環境であれば、カーテンは要らない気がする。
暗くなったら眠り、明るくなったら起き上がる。太陽の恵みに感謝している。