公私混同はいけないとか、オンとオフを切り替えろとか、コンプライアンスがどうのこうのとか、ずいぶんと息苦しい社会になったような気がします。

どれもこれも正論なので反論しずらい。ひたすら辛抱するしかなく、ストレスに圧しつぶされメンタルを壊してしまう人も少なくありません。

今は組織における常識のハードルが異常につり上がっていて、そこに適応できないと落ちこぼれてしまうといった強迫観念に支配されやすい。労働者にとって働きずらい空気が充満していると思います。

ですが、今のような職場環境に適応できる人が優秀で、できない人が劣っているわけではありません。

冷静に考えて、今のような職場環境の方が異常なのであり、自分がそこに合わないのであれば、他の居場所を見つければいいだけの話です。

今は、長時間労働や過重なストレスが私たちの生活そのものを圧迫し、頑張っても最低限生活に必要な対価を得ることさえ覚束なくなっています。

このような過酷な環境で闇雲に耐えてばかりいても何もいいことはありません。辛いと感じたら無理をせず、一度持ち場から離れてみるべきです。

心身のバランスを保つことを優先し、時にはしっかり休みをとって、焦らずできることから始めるべきです。

仕事とは、自らを成長させ生活をよりよくするためのものです。心身を消耗し生活が破壊されてしまうのならそれは仕事ではありません。

組織や誰かのために犠牲になるという発想も根本的に間違っています。そうしたマインドは次世代のために社会から抹殺するのが私たちの使命です。

飽くまで自分のために働くのであり、自分のためにならないことはやめるべきです。実は身近なところに自分本来の役割が転がっていたりします。そこから見つめ直してみるのもいいと思います。