妻が七草粥を作ってくれた。

七草粥の由来は中国。前漢期に「元日は鶏、二日は狗(犬)、三日は猪、四日は羊、五日は牛、六日は馬、七日は人、八日は穀」と、日にちを動物や人に見立てた占いが行われていたものが、唐の時代に1月7日の人日(じんじつ)に七種菜羹(ななしゅさいかん)という七種類の野菜を入れた汁物を食べて無病息災を祈るようになったらしい。

その風習が日本に元々あったお正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」と結びつき、現在の七草粥のスタイルになったとのこと。

人日の節句は五節句の一つであり、本来の意味は無病息災、長寿健康を祈ることにあるが、春の七草には体をいたわる作用があることから、現代ではお正月のご馳走で疲れた胃を休ませるものとして広く理解されている。

私も年のせいかいつもの正月ほど食べなくなったが、胃腸に負担がかかっていたのでありがたい。

最後に覚え歌

せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ 春の七草♪

五七五七七のリズムが心地よい。