私はあまりドラマを見ない。特に連続ものは次回までのインターバルで白けてしまったり、何かの用事で見れない回があったりすると大きなストレスになるので、面白そうなものでも敬遠することが多い。

だが、単発のドラマにはハマる可能性がある。浪人時代の受験直前期に見たこのドラマにはどっぷり浸かった。

織田裕二主演の「十九歳」。これを見た私も当時十九歳だった。

親元を早く離れて自分の思うようにやってみたいと思っていた私は、このドラマの主人公に共感していた。

東京に出てやりたいことをやる。このドラマを見て、その思いを強くしたのは間違いない。

それ以降、受験勉強により力がこもったとは言えないが、迷いがなくなり覚悟みたいのが形成され、それまでの中途半端さが消えていった感覚がある。

その意味で、私の運命を変えたドラマだったと言える。

今も当時のインパクトを引きずっているし、これからの生き方にも間違いなく影響してくると思う。