近所の林道で鮮やかな赤に目が留まる。

アイヌの人たちは「ラウラウ」と呼び、別名 蝮(マムシ)草。茎の模様が蛇のようでドキッとする。
秋にはこのように真っ赤な実をつけ、かなり目立つ。蛇の松明とも呼ばれる。
日本語名はコウライテンナンショウ。サトイモ科の多年草で、薬用、食用にも使われるが、球根の中心部は有毒で注意を要する。
ちょうど3年前、二風谷で見かけた時にアイヌの某エカシが色々教えてくれたが、頭が禿げてる人のことも「ラウラウ」と呼ぶらしい。
それ以来、禿げ頭を見るたび「このおじさん、ラウラウ」と、独り呟いている。